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田村淳が聖火ランナー辞退!森会長発言大波紋に見る聖火リレーの本質

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田村淳が聖火ランナーを辞退した理由

昨日の東京2020組織委員会の森喜朗会長発言が「女性蔑視」「職業蔑視」「開催国権限を逸脱」など大きな波紋を呼んでます。あの方、首相時代の失言連続の頃から何も変わってないと残念でならないジョニーです。

あの発言を受けて、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、2月3日公式YouTubeチャンネルで、オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを辞退したことを発表しました。

どうして聖火ランナーを辞退したのか

淳さんは動画で「聖火ランナーを辞退させていただこうと思っております。正式ルートできちんと事務所を通じて事務局の方には伝えました」と報告。

東京2020組織委員会の森喜朗会長のインタビュー記事などを見て決断したそうです。

オリンピックはコロナがどんな形であっても開催する、聖火ランナーをすると人が集まるのでタレントは田んぼで走ればいい、などといった発言に同意することができず、辞退を決意したと説明しました。

また、このことを公開した経緯については「自分の意見を誰にも曲げられずに、編集されることなく意見を伝える場所というのが、YouTubeの最大の魅力だと思っているので、僕個人が辞退するという理由を述べさせていただきました」と語っています。

淳さんの行動には、多くの賛同する声が寄せられています。

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オリンピックでの聖火ランナーの持つ意味は大きい

聖火リレーとは

聖火リレーとは、ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎を、ギリシャ国内と開催国内でリレーによって開催式までつなげるものです。

聖火を掲げることによって、平和・団結・友愛といったオリンピックの理想を体現しています。

また、開催国全体にオリンピックを広めて、オリンピックの関心と期待を呼び起こすという役目も担っています。

聖火リレーの歴史

オリンッピクの聖火リレーは、1936年のベルリン大会から始まりました。

それ以降毎回欠かさず行われています。

聖火リレーの発案者は、ベルリン大会組織委員会事務総長でスポーツ学者のカール・ディーム。

ギリシャで行われていた古代オリンピックの「たいまつ競争」を参考にして、聖火リレーが発案されました。

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聖火リレーは1936年ベルリン大会から始まった

聖火リレーには、歴史的意味や芸術的意義などさまざまな意義が掲げられましたが、そこにはナチスドイツが自国のプロパガンダのためという狙いもありました。

ベルリン大会では、ギリシャから聖火リレーがスタートします。

3075人ものランナーが、10日余りをかけてドイツのベルリンまで聖火をリレーしました。

そのルートは、バルカン半島を北上し、ブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキアを経由し、ドイツのベルリンへと向かうもの。

そして聖火は、開会式前日である8月1日にオリンピックスタジアムで聖火台に灯されたのです。

利用された聖火リレーのルート

ドイツはこの3年後、このコースを逆に辿りヨーロッパの国々に攻め入り、第二次世界大戦が拡大することになります。

聖火リレーが戦争に利用されたという悲しい歴史です。

その後の2大会は、戦争のために行われず、次に実施されたのは1948年のロンドン大会です。

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聖火リレーは平和の象徴

聖火リレーは平和の象徴

戦争の被害がまだ生々しいロンドンで、ナチスのプロパガンダとして始められた聖火リレーを実施するかどうかについて、国際オリンピック委員会では大きな議論が巻き起こりました。

結果、聖火リレーは「平和のため」のイベントとして存続させることが決定。

そして1948年のロンドン大会の採火式では「戦争を捨てて平和へ」を意味するパフォーマンスが行われました。

第一走者が着ていたのは軍服。

そして手には銃がありました。

その銃を地面に置いて、軍服を脱ぎ、スポーツウェア姿になり聖火を受け取る。

この瞬間、聖火リレーはナチスの呪縛から逃れて、平和の象徴となったのです。

聖火はどのように灯されるのか

聖火リレーの炎は、まず古代オリンピック発祥の地であるギリシャ・オリンピアにあるヘラ神殿跡で灯されます。

このとき用いられるのが「太陽の光」

古代の衣装に身を包んだ巫女が、凹面鏡を使い太陽の光を一点に集めて、たいまつに火を灯します。

トーチは火が消えないように工夫はされていますが、ソチ大会の際には消えてしまいました。

そういうときのために、予備のトーチも準備されています。

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灯火式はギリシャのヘラ神殿跡で行われる

聖火リレーの仕方はさまざま

2000年のシドニー大会では、なんと聖火が海中を進んでいます。

水中でも火が消えないように特殊なトーチを使用しているのです。

この他にも、2008年北京大会では世界最高峰のエベレスト山頂で、2014年ソチ大会では国際宇宙ステーションでリレーが行われています。

トーチにも注目

聖火リレーで、注目を集めることのひとつが、ランナーから次のランナーに炎を渡すために使用されるトーチ。

トーチは、各国のクリエイターの想像力から生まれたユニークなデザインをしています。

さらにデザインだけでなく、どんな天候にも対応し炎が燃え続けるために技術者たちの工夫が施されています。

東京2020オリンピックの聖火トーチは、桜をモチーフとしたデザインとなっています。

桜は日本人に最もなじみ深い花ですよね。

新幹線の製造にも使われている製造技術を用いて、継ぎ目のないトーチです。

日本の伝統と高い技術力がひとつになり生み出されているのです。

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トーチは各国の伝統と技術の賜物

P.S. YouTubeはじめました!

恥ずかしながら、YouTube始めました。良かったらご覧ください。

癒されますようにm(_ _)m

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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