この季節、水の飲み過ぎの「水中毒」もダメだけど、やっぱり食中毒が怖いキャサリンです。コロナ禍もあって衛生管理は大事ですね!!
越谷市でウエルシュ菌による食中毒発生
埼玉県越谷市のラーメン店で、ウエルシュ菌による食中毒が発生しました。
同店で、鶏そばやつけそばを食べた男女4人に下痢や腹痛の症状がみられ、調査の結果ウエルシュ菌が検出されたそうです。
これを受け、ラーメン店は3日間の営業停止となりました。
ウエルシュ菌って?
ウエルシュ菌は、土や水の中、人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している細菌です。
とくに牛や鶏、魚が保菌していることが多く、注意が必要です。
酸素がないところでも増殖し、100℃、6時間の加熱にも耐える「芽胞」を形成します。
芽胞をいちど形成してしまうと、通常の加熱では死滅させることができません。
主な症状としては、水様性の下痢や軽い腹痛などがあります。
潜伏期間は、6~18時間ほどです。
男女4人が食中毒…鶏そば、つけそば食べて 越谷のラーメン店 ウエルシュ菌を検出、営業停止に | 2020/8/18 - 埼玉新聞 https://t.co/glbBigLgXX
— sasayakibito (@sasayakibito) August 18, 2020
ウエルシュ菌?
煮込料理でも食中毒なるんだなぁ。一旦増えると毒は加熱してもダメみたい。
食中毒を発生させない3つのポイント
菌をつけない
手には様々な菌やウイルスが付着しています。
食中毒の原因となる菌やウイルスを食べ物につけないよう手洗いが大切です。
調理を始める前や、生の肉や魚を取り扱う前後、残った食品を扱う前などは必ず手を洗いましょう。
菌を増やさない
ウエルシュ菌は、芽胞を形成すると通常の加熱では死滅しないので、芽胞ができないようにしましょう。
細菌の多くは、高温多湿な環境で増殖が活発になります。
調理後は小分けにするなどし、素早く冷却して冷蔵庫に保存しましょう。
また、購入した肉や魚などの生鮮食品は、できるだけ早く冷蔵庫に入れ、迅速な調理と提供を心がけるといいでしょう。
冷蔵庫に入れても菌はゆっくりと増殖します。
早めに食べきるようにしましょう。
菌をやっつける
ほとんどの菌やウイルスは、加熱によって死滅します。
とくに肉料理は中心までしっかりと加熱しましょう。
ただし、ウエルシュ菌は芽胞を形成すると死滅させることはできないので、調理中はよくかき混ぜて、鍋底にも空気を送りながら加熱するようにします。
食中毒かなと思ったら
嘔吐や下痢は、原因物質を排除しようとする体の防御反応です。
市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないようにしましょう。
嘔吐や下痢による脱水症状を防ぐため、安静にして水分をとります。
常温か少し暖かいお湯がいいでしょう。
吐き気がある場合は、スプーン1杯の湯冷ましから始め、吐き気がおさまってから経口補水液やスポーツ飲料などをとります。
食中毒はとても怖いものです。しっかりと予防しましょう。もし異常を感じたら、できるだけ早く病院に行きましょう。
コロナ対策同様に衛生管理をしっかりしましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました。