コロナウイルスが流行してから早いもので半年以上が過ぎました。マスクの種類やデザインも増え、付け方も多様になってきました。お店での対策も工夫されてきましたが、まだまだ以前のようにはしゃげない小心者のジョニーです。
ソーシャルディスタンスや手指消毒、マスク着用など、さまざまな感染症対策がありますが、正しく行えていますか?
もしかしたらそのコロナ対策…「残念なコロナ対策」になっているかもしれませんよ。
残念な手指消毒
水道レバーはどうやって止めている?
しっかりと手洗いをした後、キレイになったその手で水道のレバーに触れて水を止めていませんか。
レバーに触れることなく水を止めることができるタイプの水道も最近では増えてきていますが、手で操作が必要な水道の場合は注意が必要です。
手洗い後にレバーなどに触れてしまっては、キレイになった手がまた汚れてしまうかもしれません。
ではどうやって水を止めればいいのでしょうか。
ペーパータオルがあれば使用しましょう。
もし無い場合は、手を使わずに肘などで操作するといいでしょう。
濡れた手のまま色々なものに触る
手を洗った後、化粧室を見回すとペーパータオルが無い。
ハンカチも持っていない…。
そんなとき、濡れた手で髪の毛をセットしたり、パッパと水を払ってドアノブを触ったりしていませんか。
髪の毛には、誰かのくしゃみや咳で飛び散ったウイルスが付着しているかもしれません。
ドアノブも、ウイルスを触った誰かの手を介して汚染しているかもしれません。
「医療現場における手指衛生のためのCDCガイドライン」によると、濡れた手からさまざまな表面へ移動するウイルスや細菌などの数は、完全に乾いた手からの移動の数より多いことが示されているのです。
このため、手をしっかりと乾かすことは大切です。
きちんと対応できるようにハンカチは忘れずに持ち歩きましょう。
アルコール消毒液の量を節約している
なかなか手に入らない時期もあったアルコール消毒液。
大事に使いたいですよね。
そのため、手持ちのアルコール消毒液の量を節約しながら使用している人もいるようです。
しかし、アルコール消毒液の効き目は、使用されるアルコールの種類や濃度、接触時間だけでなく、使用量や塗布時に手が濡れていたかなどの要因が影響すると言われています。
節約して使っていては、もしかしたら期待した効果が得られない可能性があるのです。
アルコール消毒液を使って手指を消毒するなら、適切な量のアルコール消毒液をよく擦りこんで30秒以上かけて乾燥させましょう。
また、塗れた手のままアルコール消毒液を使うことは避けましょう。
医療従事者だって残念なマスクの付け方している人多いし、自分だって油断してたら鼻が出ている時もある
— マンゴー (@anesth_tora) September 7, 2020
「ざんねんなコロナ対策」医療従事者がツッコミたくなるマスク・手袋の使い方(LIMO) - Yahoo!ニュース https://t.co/mB4l4G3CF4
残念なマスク着用
鼻が出ている
暑い時期を迎え、鼻を出してマスクを着けている人をよく見かけるようになりましたね。
確かに呼吸はラクになりますし、口からの飛沫を防ぐこともできるので、一見コロナ対策になっているように見えます。
マスクの主な目的は、周りに飛沫が広がるのを防ぐことですが、同時に感染者からの大きな飛沫をブロックすることもできます。
鼻を出している人は、くしゃみによる飛沫を防ぐことができません。
また、人は一度に吸う空気の9割を鼻から取り込んでいるので、感染リスクが高まってしまいます。
サイズが合っていない
マスクは自分の顔にあったサイズを選ぶことが大切です。
顔にフィットしていないと、隙間からウイルスが侵入してしまいます。
マスクから頬が出すぎている場合や、マスクが顔を覆いすぎている場合にはサイズの見直しが必要です。
また、顔にマスクのゴム跡がついてしまう場合は、幅の広い耳ゴムや、やわらかい耳ゴムのマスクを選ぶといいでしょう。
マスクの表裏・上下を間違っている
プリーツマスクをつける際に、裏表や上下をきちんと確認していますか。
気にせずに着用している人もいますが、それではマスクの役割を十分に果たせないことがあるので注意が必要です。
マスクの裏表は、その製品のパッケージに書かれている場合が多いので、よく読んでからつけるようにしましょう。
パッケージに書かれていなかったり、パッケージを捨ててしまったりした場合は、マスクのプリーツの向きで判断するといいでしょう。
プリーツのひだが下向きになっている側が表です。
裏側のプリーツのひだは、表側とは逆方向の上向きになるので確認しましょう。
表側のひだが下向きになっているのは、ウイルスがひだに溜まらないようにするため。
マスクの表裏はとても重要なのです。
マスクの上下を確認する方法はとても簡単。
鼻にあてるノーズフィッターが上です。
外し方も重要
意識していない人も多いですが、マスクは外し方も重要です。
1日着用したマスクには、菌やホコリがたくさん付いています。
フィルターの部分には触れずに、耳ゴムの部分だけを持って外し、フタ付きのゴミ箱などに密閉して処分するようにしましょう。
最近ではマスク用の除菌スプレーなどもありますが、マスクに余裕があるなら1日ごとに新しいマスクに変えるのがおすすめです。
まだまだ感染症対策をする日々は続きます。
感染症対策は、正しい方法で行うことで効果を発揮しますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。