お笑いコンビ「Wエンジン」のチャンカワイさんが、日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」に出演し、娘の特殊能力について語りました。
チャンカワイさんはWエンジンのボケ担当。
2015年に4歳年上の一般女性と結婚し、2016年に長女、2018年に次女が誕生しています。
長女について番組内で「うちの娘、6歳が、MENSA会員になったんです」と明かし、周囲を驚かせました。
チャンカワイさんは、「3歳くらいからパズルをやり始めて。楽しいなあって。ブロックやり始めて、楽しいなあっていうのに、没頭させてたんです」と、幼いころから頭を使う玩具を与えていたそうです。
そのうち「図形が頭に入るのか、優れてきたんですね」と、空間認識能力の高さに気付きます。
その後、施設で知能テストを受けたところ、IQはなんと139。
一般的には、IQの平均値は90から100ほど、基準値は100といわれています。
110~130の人は優秀な傾向が見られ、130を超えると「非常に知能が高い人」と判断されるので、チャンカワイさんの娘さんはかなり優秀ですね。
MENSA会員はIQ130以上が条件ということで、娘さんは6歳という年齢で入会したことを明かしました。
IQの高い人々の団体として知られるMENSA、よく耳にしますがいったいどのような団体なのでしょうか。
MENSAとは
自分のレベルがどれくらいなのかと、ときどき気になるIQ。
IQとは、知能のいくつかの側面を測定する検査の結果を表す数値のことです。
知能のおおまかな判断基準とされると同時に、知的障害(知的能力障害)などの診断や支援に利用されることもあります。
このIQが高い人々が集まる高IQ集団として知られているのがMENSAです。
入会するためには、IQが全人口の上位2%となるスコアが必要です。
MENSAの目的は、メンバーに知的交流の場を提供すること。
活動としてはメンバーの交流以外に、「インターナショナルジャーナル」という会報を発行しています。
英語で発行されている「メンサ・リサーチ・ジャーナ」は会員以外でも読むことが可能です。
創設は1946年、イギリスのオックスフォードで弁護士のローランド・ベリルと、科学者で弁護士でもあるランス・ウェア博士が設立しました。
当初から、高いIQを持つことだけが入会条件となっていたようです。
政治的には中立で、人種・宗教の違いから自由であることも団体の特徴となっています。
MENSAの意味
MENSAとは、ラテン語で「テーブル」を意味します。
円卓を囲むメンバーが皆平等に集まる様子を表わしているのです。
その人の人種、皮膚の色、宗教的信条、国籍、年齢、政治、学歴や社会的なバックグラウンドは無関係。
全ての会員は平等な権利と義務を持っています。
MENSA会員のメリット
MENSA会員のメリットといえば、やはり同じ知能レベルの会員同士で交流ができるということでしょう。
入会条件はIQが全人口の上位2%ということですが、会員の年齢層は4歳~94歳と幅広くなっています。
職業もさまざまなので、多くの出会いが期待できます。
MENSAは各地域にある支部の他に、SIGと呼ばれるテーマごとのグループが作られています。
学問的なものはもちろん、ゲームやスポーツ、趣味など、楽しそうなテーマも多くあります。
MENSA会員のデメリット
MENSA会員のデメリットとしては、評判に対して成果が求められることです。
MENSA会員であると知られると、一般の人よりも高い能力を求められることがあるようです。
MENSAに入会するには?
日本在住で15歳以上の方はJAPAN MENSA主催の入会テストを受けて、全人口の上位2パーセント以内のスコアであると認められれば会員となることができます。
受験料は11,000円です。
ただし入会テストを受ける回数には制限があり、生涯の内に合計3回までと決められています。
また、不合格になった後は、次回テストを受けるまで1年以上間を開けなければなりません。
15歳未満の方は入会テストを受けることはできませんが、代わりに本人の入会意思があること・専門医等の知能測定の証明を提出できることが必要です。
MENSAの会員数は?
MENSA会員数は、全世界100ヶ国以上で約134,000人です。
南極をのぞく世界全大陸の約40ヶ国に支部を置いています。
日本には、約4,700人(2019年12月現在)の会員がいます。
MENSA会員の有名人
・ロザン宇治原史規
ロザンのツッコミ担当宇治原史規さんは、MENSAの入会テストでIQ 158以上で合格し、日本支部メンバーとなりました。
その学力と知識を生かしクイズ番組で活躍しています。
・藤本淳史
東大卒芸人としても活躍する藤本淳史さんもMENSA会員でしたが、1年ごとの更新費を払い忘れて、今は元MENSA会員となっているそうです。
最近では、自身が発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)であることを公表しています。
・茂木健一郎
脳科学者である茂木健一郎さんがMENSAの入会テストを受けたのは高校時代です。
受験のきっかけについては、自身のブログで「会の説明に、『会員の職業はさまざまです。医者や弁護士、大学教授もいますが、ダンサーやウエイトレス、トラックの運転手もいます』みたいなことが書いてあって、『あっ、それじゃあ、面白いから試験受けてみようかな』と思ったのである」と綴っています。