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「中1ギャップ」対策は小学生の時が肝心 その原因と対策

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中1ギャップの原因と対策

 

言われてみれば子供たちが中学生になったとき違和感を感じていたジョニーです。今さらながら、「中1ギャップ」だったのかなと、無責任さを反省してます。

中1ギャップとは

「中1ギャップ」という言葉をご存知でしょうか。

中1ギャップとは、中学校に入学した際に、それまでとの環境の変化についていけず、不登校やいじめが起きる現象のこと。

小学生のときには元気に楽しく学校に通っていた子どもにも起きる現象です。

 

2020年度は、コロナウイルスの影響で全国一斉の休校措置となり、新学期どころではありませんでしたね。

このため、中1ギャップを感じる暇もなかった…と思いがちですが、安心してはいけません。

長期の休校や、人と距離をとらなければならない再開後の学校生活、短い夏休み、多くのストレスがかかる子ども達には無縁な話ではないのです。

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中1ギャップに悩む中学生

なぜ中1ギャップが起きるのか

中学生がストレスを感じるのは「学習面」と「生活面」

学習面では、比較的簡単だった小学校のときに比べ、中学校は内容も難しくなり授業のスピードも早くなります。

また、中学校ではそれぞれの教科によって担当する先生が違うので、気軽に質問することができなくなる傾向にあります。

 

小学校では、1日中一緒にいた担任の先生ですが、中学校では朝と帰りのホームルームでしか顔を合わせないことも。

さらに試験により、結果に順位がつくということにストレスを感じる子どももいます。

生活面では、クラス内でのポジションやグループの形成など、小学校のときとは同じようにいかない人間関係に疲れを感じる子どもも多いようです。

 

自分を守るために、人の悪口を言ったり面白半分でからかったりと、少し複雑な人間関係を経験していくことでしょう。

いじめに発展し、ターゲットとなるような場合には、しっかりと子どもと話をして学校へと相談し、その後のサポートを先生と作りあげましょう。

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中学生のストレス

さらに上級生との関係も、小学校の頃とは大きく変わります。

小学校のときは優しいお兄さんやお姉さんのような存在だった上級生。

部活動では自分を指導する先輩となり、怖いと感じる存在になってしまうことも。

 

また、小学校のときとは違い、上級生と会話をするときには敬語をつかうようになります。

大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては敬語を使うこと自体に気を遣うのです。

子どもが発するサインは?

子どもが発する中1ギャップのサインには以下のようなものがあります。

・学校に行こうとすると体調が悪くなる

・部屋に閉じこもりがちになる

・学校の話をしない

・親と話さない

思春期だからしょうがない…と思うかもしれませんが、入学して1カ月程度でこのような変化が急に現れた場合は、少し注意してみる必要があります。

親にできること

どんな子どもでも悩む可能性のある中1ギャップ。

中学校に入学する前からの対策が必要です。

家庭で取り組むことができる対策を3つご紹介しましょう。

学習面での対策

いちばん不安を感じている子どもが多いのが学習面ではないでしょうか。

最も事前に対策しやすいことでもあります。

まずは、子どもが何につまずき何を苦手と感じているのかをしっかりと把握しましょう。

小学校の勉強内容なら、早く気づけば遅れを取り戻すことも可能です。

余裕があれば、中学校の予習をしておくのもおすすめ。

市販のドリルを活用したり、学習塾を検討したりするといいでしょう。

家庭を「休息の場所」にする

中学生になって感じるストレスは「他人と比較されること」「他人に合わせること」。

親の立場からすると「もう中学生だし、しっかりとして欲しい…」と思うところではありますよね。

しかし、環境の変化は大人であっても辛いもの。

中学に入ってしばらくは、子どもの話をしっかりと聞き、周りと比べたり成績のことで評価したりすることは避けましょう。

子どもの良い部分を褒めるようにしてください。

それだけでも、子どもは親を信頼し心が安定します。

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褒めて育てる

中学校での生活をイメージさせる

東京都が行った「中学校第1学年の生徒の適応状況調査」によると、入学前に中学校に不安を感じている子どもの割合は、なんと78.4%。

どうしてこんなに多くの子どもが不安を感じるかというと、それは中学校での生活がイメージできないから。

事前に、部活動や先輩との関係、勉強内容や授業スタイルなどを教えてあげるといいでしょう。

なんとなくでもイメージが持てれば、いざ中学生になったときに大きなギャップを感じることが少なくなります。

発達障害の子はとくに注意

発達障害のある子どもは、環境の変化に対応することが苦手という特性があります。

そのため、小学校生活とは違いの多い中学校生活にうまく対応できない場合も多く見られます。

子どもが混乱しないためにも、小学校からの引き継ぎ情報を活かした、中学校生活スタート時から明確でわかりやすい対応が必要です。

いかがだったでしょうか。

子どもが中1ギャップに陥らないように対策することは大切ですが、親自身が抱え込み過ぎないこともとても大切です。

親も相談できる場所を早いうちに見つけておくといいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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