先日の福島県郡山市で起こった爆発事故、第一報を聞いたときは驚きましたが、実はあの時に感動秘話が生まれていたことを知って、涙したジョニーです。
感動秘話の主人公は「ダルシム」
「ダルシム」って、何のことかわかりますか?
そうです。
対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズに登場する架空の人物の名前です。
インド出身のダルシムは、僧侶でヨガの達人。年齢不詳のキャラを除くと最年長で、リーチが非常に長いため遠距離で立ち回る戦法を得意としています。
その個性的な見た目や戦い方で人気のキャラクターなのです。
そのキャラクター設定から、2012年にはカレー専門飲食店「coco壱」とコラボレーション企画も行っています。
ダルシム使いのプロゲーマーが爆発事故で被災→別のダルシム使いがチャリティ大会を企画→ダルシム使いが優勝
— ねとらぼ (@itm_nlab) August 3, 2020
日本3大ダルシムの友情に反響 https://t.co/0C7SYRsmCN @itm_nlabより pic.twitter.com/twnrZg8Qrf
ストリートファイターをしたことがなくても、ダルシムは知っているという人も多いことでしょう。
そのダルシム使いとして知られるプロゲーマー「鶏めしさん」が、先日、福島県郡山市の「しゃぶしゃぶ温野菜」で発生した大規模な爆発事故により、自宅が全壊に近い被害を受けてしまいました。
自身や家族は無事でしたが、住む場所や家財道具などを一瞬にして失ってしまったのです。
鶏めしさんのためのオンライン大会「鶏めし杯」を立上げ
鶏めしさんは、Creative Gamingに所属し、主にストリートファイター5でダルシムを使い活躍する選手です。
鶏めしさんの悲報を聞いて、彼のためにと動いたのは、同じダルシム使いとして親交のあったイツキさん。
なんと事故当日にチャリティ企画ストリートファイターVのオンライン大会「鶏めし杯」を立ち上げたのです。
そしてTwitterで告知。
開催は、告知から2日後の8月2日という緊急企画です。
それにもかかわらず、32人の定員を超えて49人がエントリーしました。
Twitchでの配信を鶏めしさんが友人宅で見守るなか、激戦の末にYHC餅さんが優勝を飾りました。
なんとYHC餅さんもまたダルシム使いなのです。
Twitterでは「ダルシム使いのダルシム使いによるダルシム使いのための大会はダルシムが優勝」と盛り上がりを見せました。
ダルシム使いのプロゲーマーが爆発事故で被災
— ペンギン整骨院 松戸市常盤平駅🐧手を洗うほねつぎ (@pengin_seikotsu) August 3, 2020
→別のダルシム使いがチャリティ大会を企画
→ダルシム使いが優勝
日本3大ダルシムの友情に反響 https://t.co/JvWLybKf45 @itm_nlabより
…「ダルシム使いの
ダルシム使いによる
ダルシム使いのための
大会は
ダルシムが優勝」
この3人のダルシム使い、10年ほど前から付き合いがあるそうです。
とくにここ1年は、一緒に練習したり大会に参加したりと交流する機会が多かったそう。
イツキさんは、自分はファイティングゲームコミュニティの人間なので、楽しいときも困ったときもゲームに結び付けてしまうと語っています。
90万円以上集まった寄付は、金額を集計し公表、その後鶏めしさんへと届けるとのことです。
火災保険や企業からの賠償金などがあるかもしれませんが、それでも解決するまでには多くの時間を要することでしょう。
こうした援助は、見ているこちらの気持ちも嬉しくなりますね。
ダルシムの友情に感動しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。