ひと昔前の高速道路は料金所渋滞が当たり前、GWやお盆帰省は覚悟が必要でしたが、今やETCのおかげでスイスイ。あの頃の渋滞時間を返してほしいジョニーです。
高速道路でキセル?
キセルとは不正乗車のことです。
キセルと聞いて、頭に浮かんでくるのは鉄道の不正乗車のことでしょう。
そのキセル行為が、高速道路でも行われていることをご存知でしょうか。
逮捕もあり得ます。
— GoodSpeedVision/グッドスピード (@GoodSpeedVision) August 3, 2020
【ETC】不正利用。バレてますよ~。
・車種設定の偽り
・複数枚使用による通行区間の偽り
・「再セットアップ」の未手続き
・障がい者割引制度の不正利用
不正通行には本来の通行料金に加え、免れた通行料金の2倍に相当する額を合わせた割増金を請求。https://t.co/rwWZLG069B
色々な手口で行われる高速道路の不正通行
・不正セットアップ
高速道路の通行料金は、車両によって違います。
このため、通行料金の安い車両でセットアップされた車載器を、通行料金の高い車両に乗せ換えることで、本来払うべき運行料金の支払いを逃れることができるのです。
このため、車が変わったらETCの再セットアップは必須です。
カーディーラーなどで、再セットアップの手続きをしましょう。
このことは、ETCシステムの利用規約にも明記されています。
とくに「軽自動車から普通車に乗り換えた場合」「自動車の改造で車種が変わった場合」「第三者からETC車載器のみを譲り受けた場合」などは、車載器の情報と実際の車種との違いが起こりやすいので注意が必要です。
過去には、ETC障がい者割引制度の不正利用、バスにおいて「特大車」区分(乗車定員30名以上)にもかかわらず、座席数を偽って割安な「大型車」の情報が登録されたETC車載器を取り付けて走行していた例などもあります。
・キセル行為
ETCカードを複数枚使用して、通行区間を偽る行為です。
通過料金をごまかす行為はすぐに発覚します。
・ゲート破り
ETCレーンのバーを強行突破するという不正通行です。
もちろんこの行為は違法なだけでなく、大変危険です。
万が一、バーを押し破ってそのまま通行した場合などは、NEXCOに至急連絡するようにしましょう。
・なりすまし行為
なりすまし行為とは、一般車線で通行料金を支払わずに通行することです。
ETCを取り付けていない車両であるにもかかわらず、ETC/一般の混在レーンを通過することは禁止です。
・張付き通過
料金所を通過する時に、前方車両と車間を取らずピタリと寄せて、料金をごまかす行為です。
不正通行には罰則
もちろん不正行為には罰則があります。
通行方法に違反して道路を通行した自動車その他の車両の運転者は、30万円以下の罰金が科されます。
また、不正に通行料金を免れた通行者に対しては、免れた通行料金の3倍の金額が請求されます。
軽登録ETCで東名不正通行、違反ドライバーを静岡県警に送致 通行料3倍請求https://t.co/qR9XF96BIz#話題の記事
— レスポンス (@responsejp) July 31, 2020
ETCキセル、その多くは意図的に行われています。
不正通行は絶対に許されません。
しかしETCの再セットアップ忘れなどで、不正通行するつもりがなくても、うっかり罪を犯してしまう場合があるのです。
特に車を乗り変えた時は、気をつけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました<m(__)m>